曲ができていく過程【アドベントカレンダー2015冬23日目】

曲ができていく過程【アドベントカレンダー2015冬23日目】

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みるくです。年齢の話はよしてください。

さて、今回はMIDI研として技術的な話をしたいと思い作曲について書こうと思ったのですが、作曲経験も浅く、いかんせん音楽理論やコード進行については現在勉強中であるため、書けるはずがありません。そこで楽器を何も弾けない(リコーダーを除く)僕が何を意識して作曲しているか、どうやったら良い感じの曲に聴こえるかを伝えようと思います。
この記事は「DAWで音は出せるけどどう作るかわからない、悩んでいる」人向けの記事です。難しい言葉は出来るだけ使わないようにしています。

1.音楽理論、コード進行は「まだ」知らなくて良い

こんなこと書いたら至るところからお叱りを受けること請け合いですが、気にせず書きます。
初めて作曲に手を出した時、「何をしていいのかわからない」という方が多数います。DAWで音は出してみたけど、何から作ればいいのか、どう作ればいいのかわからない状態です。ここで、一定数の人は「理論」を知ろうとします。理論を知ればそこから体系的に作曲をすることが可能だからです。しかし、大多数の初心者は「難しい」と感じ挫折します。実際難しいです。その理論を知ったところでそれが使えるかどうかは知識量と全く関係がありません。自転車が倒れない理由

ある方向へ一定の前進速度成分をもって走る自転車を考え、ハンドル操作は微小であるとします。この前進運動と共に動く座標系で考えれば、倒れる自由度を左右に限った手の上のバットと同様に考えることができます。ただし、手を動かす代わりに、ハンドル操作によって車体(及び乗っている人)を左右に動かしています。このとき、慣性のために、車体(及び乗っている人)が進路変更に対して取り残されるようなモーメントを受けますから、傾きが修正され、かつ重心が真下から大幅に外れることのないような状態が保持されます。(yahoo!知恵袋より引用)

を知ったところで、1度も自転車に乗ったことがない人がスムーズに運転できるでしょうか。初心者の方はまず、作ることから入るのを強くおすすめします(作り方は後述)。何度も何度も転んで、体で覚えたほうが断然身につきます。そしてある程度形になってから、自分の必要な知識だけを得て、次へ進むのがスキルアップの近道です。
これを続けていると必ずどこかで大きな壁にぶつかります。そこで初めて音楽理論と真正面から向き合い、様々な偉人達のテクニック、考え方を知ればよいのです。

2.何から作るか

2.1 ドラムパターンの作り方

「作れと言われたって何から作ればよいのかわからねえ」という方、ドラムです。ドラムから作ってみてください。まずはドラムです。
何から作るかは、完全に各人の好みになります。メロディから作る人もいれば、コードから作る人もいます。僕も今まで曲をいくつか作ってきましたが、ドラムから作ると圧倒的に作りやすさが違います。完全に経験則ですが、初心者のかたはまずドラムから作りましょう。

「作れと言われたってどうやってパターン作ればよいのかわからねえ」という方、お教えします。
まずは、好きな曲の耳コピが1番良い、と伝えておきます。ドラムの音だけ頑張って聴いてみてください。これはドラムにかぎらず他の楽器でも有効です。耳コピは上達が早くなります。
では、オリジナルの曲を作りたいという方に作り方をお伝えします。基本は「穴を埋める」です。そのままの意味です。音のない部分を無くすことがとても重要です。今回僕が冬コミ用に作った曲で説明します。ジャンルが違ったりで部分的に不要な箇所もあると思いますがご容赦ください。あと「こんなの人が叩けない」などの不満は心のなかに留めておいてください。
1.低い音
Kick|◆◆-◆|–◆-|–◆-|-◆◆-|


◆の部分が音のある部分です。まずはキックから作ります。
好きなように自分で作ってみてください。

2.高い音
Kick   |◆◆ー◆|ーー◆ー|ーー◆ー|ー◆◆ー|
CloseHH |◆◆ー◇|◆◆ー◇|◆◆ー◇|◆◆ー◇|
OpenHH |ーー◆ー|ーー◆ー|ーー◆ー|ーー◆ー|


◇は聴こえるかわからないレベルの小さい音です。グルーヴ感を出す上で結構大切だったりします。
ハイハットを入れてみました。これだけでもまあまあドラムっぽいですね。
これで、音の鳴っていない部分は無くなりました。

3.インパクト
Kick   |◆◆ー◆|ーー◆ー|ーー◆ー|ー◆◆ー|
CloseHH |◆◆ー◇|◆◆ー◇|◆◆ー◇|◆◆ー◇|
OpenHH |ーー◆ー|ーー◆ー|ーー◆ー|ーー◆ー|
Snare      |ーーーー|◆ーーー|ーーーー|◆ーーー|


インパクト=スネアのことですね。耳によく入る音を入れることでメリハリが付きます。入れ過ぎるとうるさいので気をつけましょう。

4. アクセント
Kick   |◆◆ー◆|ーー◆ー|ーー◆ー|ー◆◆ー|
CloseHH |◆◆ー◇|◆◆ー◇|◆◆ー◇|◆◆ー◇|
OpenHH |ーー◆ー|ーー◆ー|ーー◆ー|ーー◆ー|
Snare1   |ーーーー|◆ーーー|ーーーー|◆ーーー|
Snare2   |ーーーー|ーーーー|ーーーー|ーー◆ー|


自分が物足りないなと思った部分に音を足します。好みが別れますね。

5.仕上げ
すいません、上の音源ではすでに処理してしまっているのですが、それぞれの音を左右に振り分けることで、立体感が出て聴きやすさが増します。基本的に低い音は真ん中、高い音は左右に置いてあげましょう。
また一部の方はイコライザはダイナミクス、ディレイ・リバーブ等気になるかもしれませんが、まずは全体像を作ってから、細かい部分を作ろうと思います。

2.2 ベースの作り方

ドラムを作り終えたらベースを作りましょう。ぜひそうしましょう。
そしてこのあとは音階がある楽器を扱いますが、初心者のかたは白鍵だけを使って作ることをおすすめします。僕も未だに白鍵だけの曲を多く作ってます。

1.動きのあるベース


まんべんなく音が入っているベースを追加します。この時のコツとして「オクターブでピロピロさせるとなんか良い感じ」論があります。悩んでいる方はとりあえずオクターブでピロピロさせてみましょう。時々他の音を入れてもいいかもしれません。

2.リズム感のあるベース


次に一定のリズムを刻んでくれるベースを入れます。できれば1個目のベースと違う音が良いでしょう。音の選び方ですが、「1個目のベースと隣り合う音(ファとソ等)には置かない」ことを守ると、良い感じに聞こえます。同じ音に置くのは悪くないことですが、1オクターブ上などにおいてあげるなどの工夫をしましょう。

2.3 ループ素材を入れる


この「ループ素材」があるかないかでかなり曲の印象が違ってきます。本来の意味ではなく、「後ろに流し続ける環境音」といった意味合いで用いています。通常でしたらシンセパッドなどで流しますが、ここは楽をしてループ素材をお借りしましょう。素材については「ループ素材 フリー」等で検索すると様々な素材が見つかります。使用する際は必ず利用規約を確認し、理解したうえで使用してください。今回はサイバーパンクがテーマなので機械のような音を入れてみました。

2.4 ギターを入れる

まだ、まだメロディには行きません。次はギターを入れます。

1.高い音のギター


ここで注意することは
1.ベースと同じリズムで鳴らさない
2.左右どちらかに大きく振る
の2点です。これだけは必ず守りましょう。
音の選び方ですが、これもベースと隣り合う音には置かないようにしましょう。
2音以上鳴らす際は、3つ下の音(シとファ等)を一緒に鳴らすと良い感じに聞こえます。

2.低い音のギター


先ほどと逆側に低いギターを入れます。高いギターをまるまるコピーして、全選択で1オクターブ下げるだけでもオッケーです。すこしリズムをずらしてあげるだけでも良い感じになります。

2.5 メロディを入れる


ヤッタ~!ヤットメロディダ~!
自分が作ったものにメロディを足しましょう。完全に自由です。思い思いのメロディを足して完成させましょう。

3.そんな簡単にできねえよ!

初心者の方でここまで作った方は素晴らしいです。おめでとうございます。しかし全員「いやそんな簡単にできねえよ!」と思っていることでしょう。「どうやったらそんな綺麗に聴こえるんだ」とか「音圧が足りねえ」とかですね。それこそが経験で補う部分であり、理論でもあります。その不満から出発し、1つずつ解決していくことが成長です。何事も最初からうまくいく人などいません。絵がうまくなりたいならたくさん書かなければいけません。作曲も全く同じです。冒頭の繰り返しになりますが、何度も作って成長していきましょう。

現在インターネットには無料で作曲のコツや講座を開いている方がたくさんいらっしゃいます。困ったときは是非参考にして、自分だけの素晴らしい曲を完成させてください。

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